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あなたがここにいてほしい。

第六感。

決していい言葉じゃないよね。

だから、使ったりするのがあまり好きではありません。



が。



どうにも、こうにも、

説明出来ない感覚が、こわい。



ワタシは関西出身なので、

過去、阪神大震災もワタシの周りで甚大な被害はないものの

揺れは経験しています。

あの夜明け前の火の海は、今でも忘れない。



震災の10分ほど前、

ふと意味もなく目が覚め

違和感覚えて

今思うと怖かったのだろうか

姉の部屋に様子を見に行った。

姉はいつも通り受験勉強をしていて、ワタシに背を向けていた。

「まだ早いで。もう少し寝とき」

そんな姉の声でちょっとほっとし、布団に戻りまどろんだ矢先のことだった。




大好きなギタリストさんの訃報の日。

貼っていたポスターが、はらりと半分はがれた。


数日前からネットやテレビに触れるのが急に嫌になり

音楽すら聴けなくなっていた。

まさかー、とは思いつつも、やっぱりいやだった。


三日後、もうすぐライヴが始まるという時間に

友達とコーヒーを飲みながら携帯のウェブをなんとなく見、

それを知ることとなった。

友達はワタシが知らなかったことにびっくりしていた。




今回の地震

「東北地方太平洋沖地震」

と、いうそうです。





過去最大級のマグニチュード9.0


その時ワタシはオフィスの給湯室で

お水を飲もうとしていた。



耳に違和感がはしる。



周りを見てもなにもないし

でもこの違和感は何だろうと少しの間思ううち

オフィスの方から先輩の声がして

扉をあけたら

足元が、世界が揺れだした。



展示物が落ちて割れたり

壁にヒビが入ったり

照明がスパークしたり

なんだかもうよくわからないまま動いて。


気がついたら、人ごみにまぎれて数時間。

地下鉄沿いの道路を

ただひたすら家まで歩いてた。



被災された方の悲しみ、苦しみ、痛みは計り知れないです。

おおよそ比べ物になんかしてはいけない。




でも、恐ろしく説明出来ない感覚が

確かにつきまとうのだ、という怖さ。




そして地震の揺れが体に残って、今も揺れます。


必死にマスコミがリアルタイムの状況を伝える、途切れることのないテレビ。

買い物に行けば、火を入れずに食べれるものや水の争奪戦。

安否を気遣う電話やメール。




みんな善いと信じて行うことなのだ。

なにも悪くない。




でも受け手にしたら、それが必ずしも親切かどうか、分からない。




被災者は被災していない人よりも、情報に乏しい。

白熱しているのはブラウン管の中だけなんじゃないかって思ったりもする。

でもマスコミだって、マスコミの指名を全うするため頑張ってる。


食べものが買えるだけ幸せだけど、

奪い合いめいていて怖かったりする。

でもみんな生きたい一心なだけ。




安否を確認するため、すごい数のメールや電話がワタシにもきた。

ありがたいことなのだ、力になる。

そのありがたさの分、携帯の電池はあっと言う間になくなりかけた。

真っ暗な知らない道を歩いて帰る際に

道を調べようにも、連絡を取りたいときにも

携帯が使えなくなる。

それが、暗闇に比例して怖くなる。

現に被災されている方々もそうらしい。





でもね、だれも悪くない。

だれも悪くないのだ。




自然の前に、いきものは無力に等しいです。

受け入れざるを得ないときだって、

ワタシにもこの先あり得ます。




「今自分にできることを、しっかりやる」


前の会社の同僚さんによく言われてました。




「まだ生きれるなら、しっかり生きる」


これはワタシ自身の経験から。



あなたが生きていることで、

あなたの周りの人たちは安心する、希望になる。

それは誰しも同じこと。

あなたも、ワタシも。




だから声を大にして、言いたい。



あなたがここにいてほしい。

ワタシも生きるから。

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